今回は、岡山県倉敷市で行ったファサード(門まわり)のリフォーム事例をご紹介します。
長年親しんできた住まいの顔。ライフスタイルの変化に合わせて「もっと使いやすくしたい」と願うのは自然なことです。しかし、単に壁を取り払って広げるだけでは、どこか落ち着かない空間になってしまうこともあります。今回は、そんな「開放感」と「プライバシーの安心感」という、相反する願いをカタチにした事例です。

リフォーム前は、立派な門扉と袖壁が構えられたクローズドな外構でした。重厚感があり素敵ですが、毎日の車の出し入れとなると、どうしてもその「幅」が心理的なストレスになってしまいます。今回の計画では、まずこの物理的な「壁」を取り払うことからスタートしました。
施主様が最も懸念されていたのは、「開放的になりすぎて、家が丸見えになってしまうのではないか」という点でした。そこで私たちが提案したのは、壁ではなく「フレーム」で空間を仕切る手法です。

採用したのは、三協アルミの「X.スタイル(ブラック)」。物理的にシャットアウトするのではなく、空間をフレームで縁取ることで、「ここからはプライベートな敷地である」という心理的な境界線を描きました。
アクセントとして取り入れたのは、トラッドオーク色の格子です。ブラックのアルミフレームに、温かみのある木目調が加わることで、モダンでありながら倉敷の街並みに馴染む落ち着きが生まれます。
今回の設計で特に大切にしたのが、足元に添えた少しの植栽です。アルミやコンクリートといった無機質な素材の中に、ふとした緑の彩りがある。それだけで、空間の「硬さ」が和らぎ、住まいに体温が宿ります。
「手入れが大変そう」と敬遠されがちな植栽ですが、こうしたフレームの足元に少し添えるだけでも、雨上がりの葉の輝きや、季節ごとの色の変化を感じることができます。自然素材は、時間が経つほどに風景に馴染み、味わいを増していく。そんな「時間の経過を味方にする」庭づくりを、私たちは大切にしています。
カーポートには、同じく三協アルミの「スカイリード(片支持タイプ)」を選定しました。このカーポートの最大の特徴は、屋根下の中桟(なかざん)がないこと。下から見上げた時に空がすっきりと見え、圧倒的な開放感をもたらします。
熱線をカットしながらも明るさを取り込む「かすみ調」の屋根材は、機能性と美観を両立させています。
機能ポールも余計な装飾を削ぎ落とし、三協アルミの「SMA型(ブラック)」でシンプルにまとめました。存在感を主張しすぎないデザインは、主役であるX.スタイルのゲートデザインを最大限に引き立てる名脇役です。
植えられた植物が根を張り、格子越しに揺れる。アルミのシャープさと植物の柔らかな曲線が混じり合うことで、住まいの景色は完成へと向かっていきます。
日々の暮らしがより豊かになる。そんなお手伝いができていれば幸いです。
▶その他の施工事例(一覧)はこちら
▶Instagramはこちら
倉敷市を中心に、岡山市・総社市など岡山県全域で外構・エクステリア工事に対応しています。
植栽を取り入れた庭づくりをご希望の方はぜひご相談ください。