










プランツエクステリア、エクステリア
プランツエクステリア、エクステリア
倉敷市で施工した外構の事例。建物の雰囲気に寄り添いながら、左官のやわらかな質感や石材の表情。木調のあたたかさを基調に、色味を抑えたナチュラルトーンでまとめました。また過度な装飾を避け素材そのものが持つ陰影と手触りが、日常のシーンを静かに引き立てます。
門まわりは、落ち着いた塗り壁と質感のある舗装で構成。玄関へ向かう動線はできるだけ素直に計画しました。敷地の形状に合わせて見切りを丁寧に納めることで、使い勝手と景観のバランスを整えています。さらに、ファサード全体のトーンを統一することで、建物と外構が一体に見えるよう配慮しました。
そして、この計画の小さな見どころが、玄関から見える窓の先に据えた紅葉(モミジ)。来客の視線が自然に抜ける位置に植え、四季の移ろいが一枚の絵のように切り取られるよう設えました。春の芽吹き、夏の緑陰、秋の紅葉、冬の枝。季節ごとの変化が玄関ホールの表情を静かに彩ります。
素材選びと視線計画を丁寧に積み重ね、控えめで心地よい外構に。暮らしの道具としての使いやすさと、自然素材がもたらす穏やかな景観を両立させました。
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