隣地を活用し、大好きな「林のカフェ(倉敷市林2109)」のような空間を自宅につくる。中編に続き、今回は後編。土台づくりから始まったブログも、今回がいよいよ最終回となります。
私たちが構造物の施工を終え、ウズデザイン様で進められていた植栽工事が完了してから約2ヶ月。植物たちがしっかりと根付き、空間に見事に馴染んだ「現在の森の姿」をお届けします。

お庭は、構造物が完成した瞬間がゴールではありません。図面上で描かれていたウズデザイン様の美しい設計。さらに植物という「命」が吹き込まれ、そこから少しずつ時間をかけて風景として完成していくのです。
2ヶ月ぶりに訪れたお庭は、見違えるほど豊かな表情を見せてくれました。私たちが無塗装で仕上げた「国産杉の枕木」や「イタウバ材」のフェンス。生き生きとした木々の緑と重なり合い、あの「林のカフェ」の心地よい空気感が完全に再現されていました。

第2回の記事で、コンクリートを使わずに土で突き固めて据え付けた駐車スペースの枕木。そして、その間に植えられた「イワダレソウ」。わずか2ヶ月で美しい緑の絨毯のように広がっていました。
イワダレソウは踏み圧にも強く、可愛らしい小さな白い花を咲かせる優秀なグラウンドカバーです。あえてセメントで固めず、土の透水性を残した私たちの施工。それがこの植物の生命力が見事に調和しました。駐車場は無機質になりがち。それが自然素材と植物の力で、毎日車を停めるのが楽しくなるような優しい空間へと生まれ変わっています。

ゆるやかな曲線を描いて据え付けた国産杉の枕木アプローチは、両脇の木々が枝葉を広げたことで、まるで本物の「森の小道」のような雰囲気に。風が吹くたびに足元の枕木に美しい木漏れ日が揺れ、歩く人の目を楽しませてくれます。ACQ加圧注入処理を施した安全な枕木は、これから少しずつシルバーグレーへと色を落ち着かせ、さらにこの風景に深みを与えてくれるはずです。

境界部分に施工した塗装仕上げのブロックと、アルミ支柱にイタウバ材を張ったウッドフェンス。これらは、お庭のプライバシーを守るだけでなく、植物の美しさを最高に引き立てる「背景(キャンバス)」として機能しています。
前後に交互に張り分けた(大和張り)イタウバ材のフェンスは、風通しが良いだけでなく、太陽の光によって立体的な陰影を生み出します。そこに重なる植物のシルエットは、ずっと眺めていたくなるほどの美しさです。

植物が増えると「手入れが大変なのでは?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。しかし、自然素材と植物が調和したお庭では、その成長や経年変化は「劣化」ではなく「味わい」になります。
木々の水やりも、ただの作業ではなく「森を育てる時間」へと変わります。時間が経つほどに美しさを増し、暮らしに豊かさをもたらしてくれる。これこそが「時間が味方になる庭づくり」の最大の魅力です。

隣地の活用から始まり、ウズデザイン様の素晴らしい設計。それを私たちの施工力でサポート。そして、植物の力が加わり、一つの「森」が完成しました。この工事に関わらせていただけたことを、心から嬉しく思います。
これからも、倉敷の街に「時間が味方になる美しいお庭」を一つでも多く増やしていけるよう、丁寧な施工を心がけます。全3回の連載にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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